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    2019年4月

    (追記 2021年10月)

    専門医取得年 2016年

    ここでは,専門医取得後のサブスペシャリティー研修の実際や自身が特に関わっている専門分野のお話をご紹介いたします.

    私は主に開頭を必要とする治療を専門に日々研鑚を積んでおります.
    具体的には,脳動脈瘤のクリッピング術や頸動脈内膜剥離術,バイパス術,また脳血管障害以外では脳腫瘍摘出術や微小血管減圧術などです.
    専攻医の頃より,実際の手術で用いるものと同等の手術顕微鏡と手術器具を使用して手術のトレーニングを行い,また全国でも開頭術に特化した施設で研修を行わせて頂き、大変有難いことに現在も上山博康先生(札幌禎心会病院)、谷川緑野先生(札幌禎心会病院)、福島孝徳先生(総合東京病院)に師事しております.(研修順)

    現在は,これまで学ばせて頂いた手術技術や思想をさらに発展できるように工夫しつつ,一般的に高難度とされる脳動脈瘤やもやもや病、脳腫瘍についても安全性・確実性の高い方法で御対応致しております.

    巨大脳動脈瘤に対するハイフローバイパス術併用下母動脈閉鎖術




    巨大脳動脈瘤に対する脳動脈瘤減圧術併用下血管形成的クリッピング術




    巨大血栓化脳動脈瘤に対するバイパス術併用下母血管閉鎖術,脳動脈瘤摘出術




    血管内による塞栓術を施行した脳動静脈奇形の摘出術




    小児もやもや病に対する間接血行再建術併用下直接血行再建術




    巨大脳腫瘍に対する開頭脳腫瘍摘出術




    聴神経鞘腫に対する開頭脳腫瘍摘出術




    小児脳腫瘍に対する開頭脳腫瘍摘出術




    巨大頭蓋底脳腫瘍に対する開頭脳腫瘍摘出術




    また,自身が学んできたことや手術を効率よく共有できるように当施設独自の手術教育法を行っており,当講座一丸となって安全で確かな治療を提供できる脳神経外科医の育成に力を入れております.大変喜ばしいことに学生や研修医にもご評価いただき、2020年度 島根大学医学部附属病院研修医の選ぶベスト指導医賞、また2021年度 島根大学優良教育実践表彰を頂くことができました.
    2019年からは当施設以外の教育の一環として,オーベン株式会社で主に若手脳神経外科医師を対象としたオンデマンドによる手術手技講義を行っております.

    今後も患者さんを第一に考え、また患者さんに感謝する気持ちを忘れずに真摯に研鑽を積んで参ります。


    当施設独自の手術ビデオ(マルチビューイング手術映像記録法)・デジタル手術記録


    <文献>
    吉金 努, 安田 慎一, 内村 昌裕, 江田 大武, 神原 瑞樹, 萩原 伸哉, 永井 秀政, 秋山 恭彦, 脳卒中の外科手術を効率よく習得するためのIT を駆使した手術動画編集と手術記録の工夫, 脳卒中の外科, 2020, 48 巻, 6 号, p. 401-407.
    吉金 努, 藤原 勇太, 内村 昌裕, 宮嵜 健史, 秋山 恭彦, 木村 麗新, 加川 隆登, 若手脳神経外科医が脳血管外科手術を習得するための教育法, 脳卒中の外科, 2019, 47 巻, 1 号, p. 33-40.




    デジタルイラストレーション作製


    <文献>
    吉金 努, 安田 慎一, 内村 昌裕, 江田 大武, 神原 瑞樹, 宮嵜 健史, 永井 秀政, 秋山 恭彦, 若手脳神経外科医が解剖と手術を効率よく学ぶための手術イラストレーション作成法, 脳神経外科ジャーナル, 2019, 28 巻, 11 号, p. 733-737.
    吉金努: シリーズのわたしの手術記載① 破裂巨大脳動脈瘤, 新NSNOW脳室を征服する-アプローチとテクニックの王道, 東京,株式会社メジカルビュー社, 2018, pp.146-147.
    吉金努,秋山恭彦: ITを駆使した手術記録, 新NSNOWデバイスとITを使いこなす脳神経外科手術-器具・機器を知ってテクニックに生かす, 東京,株式会社メジカルビュー社, 2017, pp.134-141.